20261003 家を建てないという選択。それでも、家を建てたいと思ったら
最近、家を建てないという選択をする方が増えています。
建築費も高くなりました。
土地も安くはありません。
住宅ローンの金利や利息も気になります。
そして、これから先の暮らしが、今と同じとは限りません。
転職するかもしれない。
子どもが独立するかもしれない。
夫婦二人の暮らしになるかもしれない。
もしかしたら、住む場所を変えたくなるかもしれない。
そう考えると、
「今、大きな住宅ローンを組んで、家を建てる必要があるのかな?」
と思うのも、無理のないことだと思います。
また
家を建てれば、住宅ローンだけではありません。
固定資産税や火災保険、地震保険もあります。
何年か経てば、屋根や外壁、
設備などのメンテナンスや修繕費用も必要になります。
だから、
「大きな借金をしてまで家を持たなくてもいいかな」
「修繕のことまで考えると、賃貸のほうが気楽」
と考える方がいるのも、よく分かります。
賃貸なら、暮らしの変化に合わせて住み替えることもできます。
家族が増えたら広い家へ。
子どもが独立したら小さな家へ。
仕事が変わったら、職場に近い場所へ。
そういう柔軟な暮らし方ができるのは、賃貸の良さだと思います。
◇でも、一生賃貸なら安心なのか
ここも、少し考えておきたいところです。
賃貸は、住んでいる間は家賃を払い続けます。
例えば、月8万円の家賃なら、
30年で2,880万円。
40年で3,840万円。
50年なら4,800万円。
もちろん単純計算ですし、
家賃がずっと同じで値上げがないとも限りません。
引っ越しをすれば、その費用もかかります。
そして、年齢を重ねたとき、
「この先も、ずっと希望する家を借り続けられるかな?」
ということも考えておきたいですよね。
持ち家にもお金がかかります。
賃貸にもお金がかかります。
どちらにも、それぞれの良さと心配はあります。
だから私は、
「家は買ったほうがいい」
とも、
「家は買わないほうがいい」
とも、簡単には言えないと思っています
大切なのは、
自分たちは、これからどんな暮らしをしたいのか。
そこなのだと思います。
◇それでも、家を建てたい方へ
いろいろ考えたうえで、
「やっぱり自分たちの家が欲しい」
そう思う方もいらっしゃいます。
子どもたちと安心して暮らせる場所が欲しい。
庭で子どもや孫と遊びたい。
自分たちの好きなように暮らせる家が欲しい。
老後に家賃を払い続けることを考えると、家を持っておきたい。
理由は、それぞれです。
私は、その気持ちを無理に変える必要はないと思っています。
ただ、家を建てるなら、
無理をしすぎないこと。
これは大切です。
◇「借りられる金額」ではなく「払っていける金額」
住宅ローンを考えるとき、
「いくら借りられるか」
という話になりがちです。
でも、
借りられる金額と、
毎月遅滞なく返し続けて完済できる金額は違います。
家を建てたあとも、生活は続き
光熱費も食費もかかります。
車もスマホも必要で買い替えがあります。
子どもの教育費がある方もいます。
病院に行くこともあります。
旅行にも行きたい。
好きなこともしたい。
そして、何かあったときのためのお金も残しておきたい。
家のためだけに毎月の返済額が大きくなりすぎて、
毎日の暮らしを我慢することばかりになるのは、
少し違うのではないかなと思います。
家を建てることは、ゴールではありません。
その家で、これから何十年と暮らしていくことまで考えておきたいですね。
◇現金で建てたいという方へ
「できれば住宅ローンを使わず、現金で建てたい」
そう考える方もいらっしゃいます。
住宅ローンの金利を気にしなくていい。
毎月の返済がない。
借金を残さずに家を持てる。
これは、とても大きな安心だと思います。
ここでも大切なのは、
持っている現金を全部、家に使わないこと。
家を建てたあとに残しておくお金も必要です。
これからの生活に必要なお金。
将来のためのお金。
もしものときのお金。
家を建てることだけを考えるのではなく、
建てたあとまで考えて予算を決めたいですね。
◇自分たちに必要な家を
家を建てるなら、
誰かに自慢する家ではなく
「自分たちに必要な家を」がいいと思っています。
使わない部屋を、たくさんつくる必要はありません。
必要以上に設備を増やす必要もありません。
今の暮らしだけではなく、
10年後、20年後、その先の暮らしも考えて、
「このくらいあれば大丈夫」
と思える家をつくる。
家づくりは
その家で、家族が安心して暮らし続けること。
家を建てない。
賃貸で暮らす。
一部住宅ローンを使う。
すべて現金で建てる。
コンパクトな家を建てる。
いろいろな選択があり
正解は一つではありません。
もしも
「うちはどうしたらいいんだろう?」
と迷ったときは、
家の大きさや間取りを決める前に、
これからどんな暮らしをしたいのか。を考えてみて
「やっぱり家を建てたい」
と思ったときには、ご相談・ご予約ください。
勉強不足のまま家を建ててしまい、
住宅の価格以上の利息を支払うことになったり、
大切な家を手放すことになったりしないよう、
これからの暮らしまで考えた家づくり
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた
エイハウス 田澤妙子
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