20260924 家を持つときこそ、いつかの「後始末」まで考えておきたい
こんにちは。
エイハウスの田澤妙子です
今日は、俳優の高橋克典さんのご実家の整理のお話から
今年の1月頃から
ご実家の本格的な片づけの様子がブログなどで報告されていました
ご祖父母のものや、学校勤めだったご両親が
研究室から持ち帰った本や資料など膨大な荷物があり
4トントラックで約7台分もの荷物を搬出する大掛かりな作業だったそうです
考えさせられたのは、
「4トントラック7台分の荷物」という数字の向こう側です
思い出があるから捨てられない。
まだ使えるから、もったいない。
いつか誰かが使うかもしれない。
そうやって少しずつ増えてきたものを
最後に整理するのは誰なのか
タレントの松本明子さんも、
長年空き家になっていたご実家の「実家じまい」を経験され
その経験から、
元気に動けるうちに、今後5年ほどの間に
『墓じまい』をすることも考えているそうです
家の中の家具や家電、衣類、食器、布団、農具、
写真、仏具などの「動産」、土地、そしてお墓
人生の後半には、こうしたものを「残す」だけでなく
「どう終わらせるか」という問題も待っています
実家の整理では、家そのものよりも、
家の中の物の整理や搬出、処分に
大きな手間や費用がかかることがあります
私も伯母の家を減築した際
昔の建具や大量の物が出てきて
使わない物まで購入して山積みにしていたことに驚きました
壊れたストッカーや家電製品
壊れたリアカーやら
壊れた建具やら
地下から運び出すのも大変で
私だけではどうにもできず
4名で一緒に分別処分しましたが
数日かかりました
認知症の影響もあったのか
自分のお金では足りなくなり
高額商品を購入し
とうとう『お金を貸して』と言われたこともあります
両親兄弟も先に亡くなっていた伯母は
退職金も預貯金もなく、兄と大変な思いをしました
実家じまいに必要な費用は
家の大きさや物の量、地域
処分方法などによって大きく変わります
場合によっては数百万円単位の負担になることもあります
建てられる家と、無理なく暮らし続けられる家は違い
住宅を建てる仕事をしているからこそ
お伝えしておきたいことがあります
住宅ローンを組めば
今の収入から「これくらい借りられる」という金額が出てきます
自己資金をすべて使えば、もう少し大きな家や、
こだわりの家を建てることもできるかもしれません
でも、「借りられる金額」と
「返済しながら穏やかに暮らせるか」は別物です
エイハウスでは、目いっぱいの住宅ローンを組むことや
手元の現金をすべて家づくりに使い切ることをおすすめしていません
家を持ったり、建てたりした後も、人生は続きます
子どもの教育費、車やスマホの買い替え、
家のメンテナンス、親のこと、自分たちの老後
そして、いつかやってくる
「家をどうするか」という問題もあります
そのときに、住宅ローンだけが残り
手元には何も残っていないという状態になってほしくありません
多くの人が、家を持つことや
新しい生活を始めることについて、たくさん考えます
でも、その家を最後に誰が片づけるのか
家の中にあるものを、誰が整理するのか
そこまで考えて家を持つ人は、少ないのではないでしょうか
物を買ったら、いつか手放す日が来ます
親から受け継いだものは、
自分の子どもが受け継ぐ可能性もあります
だからこそ、最初から「残すこと」だけでなく
「終わらせること」も暮らしの一部として考えておく
それも一つの責任ではないかと思っています
秋田には、立派な大きな家がたくさんあります
長年、ご家族が暮らしてきた家には、
家具や食器、布団、衣類、農作業の道具、
写真、仏具など、本当にたくさんのものがあります
それは、そのご家族が一生懸命生きてきた証です
ただ、残されたご家族が、
そのすべてを背負うことになったらどうでしょう
相続した子どもが遠方に住んでいたり
兄弟姉妹がそれぞれ別の場所で暮らしていたり
高齢になってから大きな家と
大量の物を整理することになるかもしれません
だからこそ、家を持ったり、建てたりするときには、
「この家を、今の自分たちは無理なく維持できるだろうか」
「将来、子どもたちに負担を残さないだろうか」
という視点も大切にしていただきたいと思っています
それでも、家づくりには未来への希望があります
ここまで書くと、家を建てることが不安なことのように感じるかもしれません
でも、私は逆だと思っています
最後のことまで考えられるからこそ、今を安心して楽しめる
住宅ローンも、家の大きさも、土地も、収納も、将来のメンテナンスも
全部を含めて、自分たちの暮らしに合った家を考える
家を持った後も旅行をしたり、子どもの成長を楽しんだり、親孝行をしたり
そして、年齢を重ねたときには、自分たちも焦らず、終活の準備ができる
相続した土地を国に返す制度もありますが、
利用には条件があり、手続きや費用もかかります
「今」だけではなく「未来」にも、お金と心の余白を残す家づくり
家を持ったり、建てたりすることが、人生の重荷になるのではなく
「この家で家族と暮らせてよかった」
「この家を選んでよかった」
と、10年後、20年後にも思える家であってほしいと思います
私も若いころは、ここまで考えていませんでした
でも、時代も変わり、人口も減っている今だからこそ
いろんなことに備えておきたいですね
因みに今日は9月24日は「清掃の日」でした
それではまた
エイハウス 田澤妙子
地震保険が半額になるメリットや
住宅ローンと総支払利息と光熱費を抑える家づくり
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