3.雪国の屋根の特徴は?勾配、形状、材質などを詳しく解説! 3-1雪国の屋根の工夫とは 3-1-1瓦を使わない

3.雪国の屋根の特徴は?勾配、形状、材質などを詳しく解説! 3-1雪国の屋根の工夫とは 3-1-1瓦を使わない

3-1雪国の屋根の工夫とは

積雪量の多い地域では、雪が滑り落ちるよう急勾配の屋根が採用されている場合があります。

代表的なのものとして挙げられるのが、岐阜県にある白川郷の合掌造りです。

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しかし、近年では、平な形状の陸屋根(平屋根)の住まいも増えています。

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3-1-1瓦を使わない

私が幼い頃の秋田県は、屋根の積雪量が少ない沿岸部では、瓦で屋根を葺くのが常識とされて
いました。

なぜなら、金属製の屋根はこまめに屋根の塗装工事をしていても塩害によりすぐに腐食し、強風が吹くと屋根材ごと持っていかれるケースがよくあったからです。

しかし金属屋根のメーカーも技術を進歩させました。

ほとんど鉄の状態の屋根材から、鉄とアルミニウムの割合をほぼ同じぐらいにしたガルバニウム合金と呼ばれる屋根材を開発し、価格もほとんど鉄の屋根材と変わらない価格になりまし た。

費用対効果を考慮すると、明らかにガルバニウム合金の屋根材のほうが圧倒的にメンテナンス費は抑えられます。

ちなみに屋根材の素材がほとんどアルミニウムという屋根も存在します。錆に対しては強いも
のの、素材がやわらかく鉄ほど強度を持ちません。

風などで飛来物があたると、すぐに傷ついてしまい、雨漏りの原因になります。また金額面でいうと、鉄材よりもアルミニウムは高額です。

日本の素晴らしい技術は、鉄材を薄くしても強度が保たれます。

鉄材が中心の屋根は鉄材の厚さで錆びに強く、寿命が長くなるように対応していましたが、ガルバニウム合金は薄くても錆びにくく、鉄材も使っているので強度も保てます。

逆にアルミニウムの割合が高くなると強度が保てず、建築コストも上がるデメリットが出てくるでしょう。

時代によって費用対効果でどの屋根材がいいとは言い切れません。

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