1.【寒冷地にある住宅の特徴を解説】間取りや暖房の悩み、注意点を解消!1-10寒冷地で建てる際のハウスメーカーの選び方 1-10-1C値、UA値、Q値を確認する

1.【寒冷地にある住宅の特徴を解説】間取りや暖房の悩み、注意点を解消!1-10寒冷地で建てる際のハウスメーカーの選び方 1-10-1C値、UA値、Q値を確認する

1-10寒冷地で建てる際のハウスメーカーの選び方
1-10-1 C値、UA値、Q値を確認する

C値は気密性能、Q値とUA値は断熱性能を示す数字です。
C値・Q値・UA値のいずれも、数字が小さいほど性能が優れていると判断できます。
ただし、C値・Q値・UA値については、性能の高低をはっきりと区切る絶対的な基準がありません。
※Q値はUA値に変更されています。

そもそも、なぜQ値がUA値に変わったのかというと、Q値は家の床面積の違いによって数値にばらつきが出てしまい、家が小さいと数値が大きくなる傾向がありました。

そのため断熱性能を平等に比較できるUA値に変更された、というのが主な理由です。

今では役所等の申請にQ値を用いることはできなくなり、すべてUA値で統一されています。

Q値は床面積という平面によって算出されますが、UA値は家をくるんでいる屋根、外壁、床等を要素として、立体で算出されています。

これだと家の規模の大小によって不平等になることもありませんね。

Q値とUA値はお互いの温熱計算によって変換できます。

実際に温熱計算してみると、UA値をQ値に変換すると正直、どこが違うのかよくわかりません。

ただ注意したいのは、Q値をUA値に変換すると、Q値では省エネ性能が優れていた住宅が、UA値では2025年から義務化される省エネ等級4以上の確保はできないという点です。

さらにQ値は断熱材というモノで評価されていましたが、UA値では施工技術が付け加えられています。

同じ素材の断熱材でも施工する技術者によって「光熱費」のデータは大きく異なります。

ただそれがわかるのは、家に住んでからの話です。

いまだにWeb上でもQ値を公に使っている住宅会社さんがいますが、その場合は住宅会社さんに言って、今のUA値にすべて変換して公にしてもらってください。

そうすると素人のお客様でも断熱性能比較ができます。

Q値という言葉を使っている住宅会社さんは、実際にお引き渡ししたお客様の「光熱費」のデータを公表してくれず、隠していることが多いです。

UA値表示すると、「省エネ性能が等級4以上を満たしていない」というのがバレてしまうため、特に雪国の冬場の「光熱費」が増加するデータは持っていても、お茶を濁すかのように絶対に触れないようにしています。

さらにC値(気密性)についてですが、気密性ばかり追求しても開口部(窓)の面積が多ければ、冬は家の中の温かさを外に放出し、夏は窓を通して温度が高い外から室内に移動させます。

UA値は値が小さいほど熱エネルギーの損失が少なくなり、これを確保したうえでC値がなければ意味がなく、光熱費は抑えられません。

因みにC値は低い方がいいとされていますが、気密性を上げすぎて真空状態に近づけると、玄関ドアを開けた瞬間に家の中にある室内ドアが一斉同時に玄関ドア方向に空いてしまうという現象が発生します。

これでは生活しやすい家とは言えません。

またC値を上げ過ぎると、悪臭が家の中にしみ込み抜けなくなる傾向にあります。

思わず無意識に「オナラ」が出てしてしまった状態をイメージしてみてください。
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